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脳の疲れを癒す! ホメオストレッチの効果とそのやり方

ホメオストレッチ 効果

「たまった疲れやストレスをなかなか解消できない・・・」

現代社会において、このような悩みを抱えている人は少なくありません。

心身の不調を解消せずに長引かせていると、不眠症や慢性疲労症候群などといった深刻な状態につながっていきます。

ですから、できるだけ早い段階で、疲れやストレスを解消していくべきです。

今回は、心身のリラクゼーションにとても高い効果を発揮すると言われている「ホメオストレッチ」のやり方と効果についてお伝えします。

ホメオストレッチには、脳の疲れを癒す効果があると言われています。

ストレッチにより筋肉をほぐすことで、そこからつながる脳が癒されて、心身の疲れが解消していく仕組みです。

不眠などのストレス症状が解消した方もいるようですので、あなたもぜひ、この機会にホメオストレッチを日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

ホメオストレッチとは?

そもそも、ホメオストレッチとは、一体どのようなストレッチなのでしょうか?

「脳の疲れを癒す」と言っても、本当に直接、脳をストレッチすることはできません。

ホメオストレッチとは、どんなストレッチなのでしょうか?

ホメオストレッチとは、どんなストレッチ?

ホメオストレッチとは、筋肉から神経でつながっている脳に働きかけることで、ホメオスタシス(生体恒常性)の機能を活性化させるストレッチです。

「ストレッチ」という名前がついてはいるものの、筋肉そのものを伸ばすことが目的の一般的なストレッチとは違い、脳を活性化させて人間が本来持っている癒しの力を引き出します。

そんなホメオストレッチのメカニズムをより正しく理解するためには「ホメオスタシス」について知る必要があります。

ホメオスタシスについて

ホメオスタシスとは、生体恒常性とも呼ばれる人間の身体にとって必要なメカニズムのひとつです。

人間の身体には、外的環境が変化しても身体の内的環境を一定に保って生命を維持しようとするメカニズムがあります。

このメカニズムが「ホメオスタシス」です。

ホメオスタシスが正常に働いていると、自律神経のバランスが整い、ホルモン分泌が正常に行われ、免疫力もアップし、ウイルスや細菌に対抗することができます。また、筋肉を適切な時に緊張させたり、緩めたりする機能も担っています。

つまり、ホメオスタシスが正常に働いていることで、私たちは健康な生活を送ることができているのです。

しかし、過度なストレスなどの外的刺激がかかり過ぎてしまうと、ホメオスタシスの働きは低下します。

そうすると、身体の内的環境のバランスが崩れてしまうため、心身に不調が現れてしまうのです。

ホメオスタシスのカギは「脳疲労」の解消?

こうした「ホメオスタシス」のバランスを保っているのが脳の働きです。

ホメオスタシスの働きに関して重要なカギを握っているのは、脳の中でも生命維持のために大切な働きをしている「脳幹」です。

脳幹は、大脳の下部にある部分で、間脳や中脳、橋、延髄からなる脳の中枢です。

生命活動の中枢を担い、身体の姿勢や意欲、好奇心などと深い関わりがあると言われています。

ストレス状態が続いて脳幹に疲労がたまると、ホメオスタシスの機能が低下して、やる気や意欲が低下していきます。

つまり、ストレスに負けず、リラックスした状態で生活を送るためには、脳幹の疲労を解消して活性化させる必要があるということです。

この脳疲労を解消してホメオスタシスを正常に働かせるためにとても有効な方法が「ホメオストレッチ」だと言われています。

ホメオストレッチの効果

ストレスによる様々な症状の軽減や解消は、脳疲労を解消することで改善できるということがわかったところで…

その「脳疲労」の解消にとても有効だと言われている「ホメオストレッチ」

実際にホメオストレッチを行うと、どのような効果が得られるのでしょうか?

ホメオストレッチの効果について

「脳の疲れを癒す」と一口に言っても、感じているストレスの原因がわからなければアプローチができません。

ストレスを招く原因には、その人特有の状況や環境が複雑に絡み合っている場合が多いです。

症状によってストレスが脳のどの部分を疲労させているのかを知り、その部分に働きかけることで、より効果的な癒しを感じることができます

一般的には、「脳幹」の活性化には「抗重力筋」という筋肉が大きく関係しています。

抗重力筋とは、重力に対抗して身体を支えている筋肉のこと。

代表的な筋肉としては、背中にある脊柱起立筋や腹直筋、おしりにある大臀筋や太ももの大腿四頭筋、そして、ふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋が挙げられます。

これらの筋肉は、人間が重力に反して二足歩行をするために発達した筋肉であるため、脳が疲れてくると抗重力筋が衰えると言われるように、脳と筋肉には深い関係があるのです。

抗重力筋をほぐすホメオストレッチには、それにつながる脳幹や脳の様々な部位に反応してよい効果が得られます。

緊張状態が解消して心身がリラックスできるのはもちろん、集中力がついたり、うつ状態や不眠症などが改善したという体験報告もあります。

あなたが抱えている症状に呼応する筋肉をほぐすことで、脳がリラックスして心身のストレスや疲労が解消する効果が得られるホメオストレッチは、新しい形のリラクゼーションです。。

脳疲労を防ぐ生活習慣とは?

ホメオストレッチは、五感の中の「触感(=筋肉をほぐす)」に対して働きかける脳疲労の解消方法です。

ホメオストレッチと脳疲労を防ぐ生活習慣を合わせておこなえば、効率的にストレス解消できます。

快食療法

快食「療法」なんて聞くと、とても難しい方法なのではないかと思うかもしれませんが、実は、とっても簡単です。

快食療法は「お腹がすいた時に好きなものを好きなだけ美味しく食べる」という食事療法です。

快食療法は、以下の2点にだけ注意して行っていきます。

  • 「こうなくてはならない」と、自分を禁止・抑制しないこと。
  • 自分にとって「心地よい」と思えることを1つでもはじめること。

つまり、ダイエットなどでありがちな「甘いもの禁止」といった禁止事項を設けることを禁止するやり方になります。

自分の気持ちをできるだけリラックスさせて行うことは、本当に大切です。

嫌なことはせず、たとえ健康に悪い習慣であろうと「好きなら続ける」のが、一番の守るべきルールです。

快食療法では、お腹がすいた時に食べます。通常の生活習慣である「朝・昼・晩」と決まった時間に食べる「1日3食」という概念は捨てます。

自然界の動物のように「お腹がすいたら食べる」という本能に従って食べることで、乱れてしまった人間の習慣を本能に近づけていくのです。

また、「好きなものを満足するまで、最後まで楽しく食べる」というのも、快食療法で守るべきルールのひとつ。

人間の脳は、満足度が高ければ高いほど活性化します。

脳を活性化させるために、好きなものを好きなだけ食べるのです。

食事をはじめたら、味覚に集中できるよう、テレビなど音の出るモノを止めて、食事に集中します。そして食後に甘いデザートを食べます。

甘いものというのは、量が少なくても充足感が増すので、脳に与える満足感も大きくなります。

こうした快食療法で脳に満足感と幸福感を与えることで、脳が活性化してリラックス状態になります。

快適スイッチを見つける

快食療法だけでなく、他にも毎日の生活に取り入れてもらいたい生活習慣があります。

そのひとつが、自分が必要となった時にいつでも押せる「快適スイッチ」を見つけておくということです。

日頃から自分にとって「快適」だと感じることを見つけておき、ストレスがたまってリラックスする必要がある時に実行します。

これは、わざわざ新しいことをはじめなくてもできます。

小鳥のさえずりを聴いたり、散歩を楽しむなど、自分の心がリラックスして「快適」だと思えることを見つけておきさえすれば大丈夫。

そうした「快適スイッチ」があれば、気持ちに余裕を持って仕事や家事に取り組むことができます。

時間の流れを感じる

現代社会は、誰もが公私ともに多忙で、時間の流れを感じる余裕をもちあわせている人は多くありません。

時間の流れを感じるには、下記を実施してみてください。

具体的には、

  • 1分間でよいので何もせずに五感を研ぎ澄ます時間を作る。
  • 自分が進むべき道が見えなくなったら、ひと休みして一歩退いてみる。

というもの。

自分の気持ちを落ち着けたり、休めることができると、時間的な余裕を手に入れることができます。気持ちにも余裕をもつことができるのです。

動物的な感覚を磨く

人間がもつ五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)に積極的な働きかけをして感覚を磨くことで、脳疲労を防ぐことができると言われています。

たとえば、

  • 嗅覚には、香りでリラックスするアロマテラピー。
  • 視覚には、美しいものや景色を見るアートセラピー。
  • 聴覚には、好きな音楽を聴くサウンドセラピー。

が脳疲労を和らげてくれます。

ちなみに、「ホメオストレッチ」は、触覚に対して効果的なタッチセラピーの要素をもっています。

五感を刺激することで、人間であれば本来持っている本能の部分が刺激されます。

本能は脳全体で言うと、主に「大脳」の部分にある感覚になります。

五感を刺激すると、脳全体の多くを占める大脳の部分が活性化され、大脳が活性化するとホメオスタシスに関連する脳幹の機能維持も安定します。

脳幹の働きが安定するとホメオスタシスの働きも安定するので、脳全体がリラックスして脳疲労も解消していきます。

こうしたメカニズムにより、五感を刺激して「動物的な感覚」を磨くことで脳疲労を防ぐことができるのです。

人間関係のストレスを避ける

そして、現代社会に生きる私たち人間にとって一番「脳疲労」を感じさせるものである人間関係から生じるストレスを避けるように心がけていきましょう。

現代人が抱えているストレスの最大の原因は「人間関係」だと言われています。

仕事などの人間関係をすぐに避けることは難しいですが、自分の意識を少し変えるだけで人間関係が楽になることもあるのです。

ですから、考え方を変えて人間関係から生じるストレスを軽くするように努めていきましょう。

人間関係に対してストレスをできるだけ軽くするためには、まず自分自身を「ありのまま」受け入れていきましょう。

自分のことを好きにならなければ、相手の良さを認めることはできません。

それができるようになったら、相手の言動を一度は受け入れるようにしましょう。

相手の意見が間違っていると思っても、まず受け入れてから自分の意見を述べるのです。

そして、どんなに苦手な相手との距離を急いで縮めないようにしましょう。

お互いに理解を深めていく努力を続けていくことで、自然と距離は縮まっていきます。

「人間関係のストレスを避ける」と言っても、決して相手を避けるのではなく、自分の気持ちの中にある「ストレス」を避けるのです。

ホメオストレッチのやり方

ぜひ実践していただきたいホメオストレッチのやり方をご紹介します。

脳疲労を防ぐ生活習慣と合わせて試していけば、より効果的です。

心身をリラックスさせる3つの方法とは?

人間がリラックスするために行っている方法は、下記の3つにまとめることができます。

  • 意識のコントロール…言葉を唱えたり、運動を繰り返し行うことで精神統一を図り、心を落ち着かせる方法。(読経など)
  • 身体の形のコントロール…正しい姿勢を取ることで身体の歪みを正し、心の状態を正常にする方法。(ヨガ、座禅、気功など)
  • 末梢からのインプット…外部から心地よい程度の刺激を受けることで心身をリラックスさせる方法。(音楽を聴く、入浴など)

実は、ホメオストレッチには、これら3つの方法が全て含まれています。

筋肉に直接働きかけることで全身のバランスを整える方法なので「身体の形のコントロール」になりますし、一定の運動を繰り返し行う「意識のコントロール」にも当てはまります。筋肉を規則的に押したり伸ばしたりするので「末梢からのインプット」の効果も得られます。

こうした側面からも、ホメオストレッチがいかに心身のリラックスに効果的なのかがわかります。

ひとりでもできるホメオストレッチのやり方

本来、本格的なホメオストレッチは2人1組で行うものです。

誰かに筋肉をほぐすマッサージをしてもらうことで、先ほど少し触れた「タッチセラピー」の要素も得られますし、凝っている筋肉を的確にほぐすことができるからです。

しかし、ひとりでもやれるホメオストレッチのやり方を知っておけば、ひとりでいる時にどうしても緊張状態が抜けない場合など効果的に試すことができます。

背中そらし

背中そらしは、夜なかなか寝つけない人、眠っても疲れが取れにくい人にオススメの方法です。

ひとりでやれるホメオストレッチの中で、もっとも効果が大きいと言われています。

背中反らしは、腹ばいになって身体を反らすことで、全身の抗重力筋をまんべんなく刺激して、筋肉をほぐします。

脳をもっとも活性化させる「脊柱起立筋」も強く刺激されるため、ホメオスタシスの働きが良くなり、リラックスできます。

朝起きた時や、夜眠る前に試してみてくだささい。

詳しいやり方については、こちらのサイトが参照になります。➔ http://www.long-life.net/new_page_1-D.htm

太ももストレッチ

太ももストレッチは、緊張で自分の実力を発揮できない時、冷静になれず集中できない時に役立つホメオストレッチです。

太ももの位置にある「大腿四頭筋」を、椅子に座った状態で腰に近い方から3ヶ所に両手で圧をかけていきます。

そうすることで、緊張が緩んで気持ちがリラックスし、面接や試験などの緊張する場面でもしっかり実力を発揮することができます。

面接や試験の開始を椅子に座って待っている時に、ぜひ試してみてください。

僧帽筋ストレッチ

僧帽筋ストレッチは、人間関係でストレスを感じている、問題から目をそらしてしまうといった状態の時にオススメのホメオストレッチです。

「僧帽筋」は、背中の上部にある筋肉になります。

右腕を頭の後ろに回して、左手で右手を掴み前方に引いて10秒キープしましょう。

その後は、そのまま左ひじをわき腹に近つけるようにして身体を横に倒し、また10秒キープ。

これを3回行ったら、反対側も同じように繰り返していきます。

2人でやるとさらに効果倍増!

ホメオストレッチは、元々2人1組で行うものです。

ひとりでやってももちろん効果はありますが、2人で行うとさらにリラックス効果が倍増します。

あなたが気を許すことのできる家族や友人など、親しい人とのホメオストレッチであれば、なおさらです。

よりよい人間関係の構築にもつながってきますので、チャンスがあれば積極的に誘ってみましょう。

まとめ

ストレスを解消するための近道は、脳疲労を解消することであり、その脳疲労を解消するには、脳につながる筋肉をほぐすことが鍵となります。

それを可能とするホメオストレッチ。

まずは何よりも、実際にホメオストレッチを体験してみてください。

即効性も抜群なので、早ければ2~3回のストレッチで心身のリラックス効果が実感できるはずです。

あなたも「ホメオストレッチ」でストレス知らずの毎日を手に入れてみませんか?

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